せいちゃんのブログ

雑記ブログとして日々の出来事、風潮、自己体験をもとに防犯や詐欺対策、リフォーム、年金問題、株投資などについての有益情報と考えたことをご紹介していきたい。

国税庁e-Taxを装う納付督促状の詐欺メール急増にご注意!

本日、国税庁e-Tax名で『【督促状】滞納した税金がございます』との督促状が届きました。 

ありえへんことですが、e-Taxの利用者としては、一瞬、まさかと思い、e-Taxのメッセージボックスを確認するため、e-Taxのホームページを開きました。 

すると、下のような「緊急のおしらせ」が掲載されていて、国税庁を装った詐欺メールが横行していることがわかりました。 

 詐欺被害者を出さないため、注意喚起の意味でご紹介します。

  迷惑メール

Ⅰ.国税庁を装った督促状詐欺のメールが横行

1.詐欺メールの内容

本日、私宛に、『【督促状】滞納した税金がございます』という詐欺メールが届きました。 

次の通り、送り状の差出人は、国税庁となっています。

 

  メール本文の内容は下記の通りです。 

何ともおかしな文章で身に覚えのない内容ですが、「差し押さえするぞ」といった脅しに加え、「本日中に対応しろ」と慌てさせることで、メール上の「URL」にアクセスさせるのが狙いとなっています。 

身に覚えがないことだと言うためにアクセスしようものなら、その瞬間から餌食になります。そうさせるのが目的なのです!

-詐欺メールの本文ー

 

なお、国税庁からのメールや通信文に付される差出人は、必ず、次のように明記することがルールとなっているので、このメールは偽物であることがわかります。e-Tax国税電子申告・納税システム)<info@e-tax.nta.go.jp>」

2.URLにアクセスさせるメールは詐欺の典型的な手口

このような、メール上に貼り付けたURLにアクセスさせ、口座情報などの個人情報を詐取するやり方は、典型的な詐欺の手法です。 

このため、口実は、何でも良く、時間的余裕(調べる時間)を与えず慌てさせて、アクセスさせるのが、詐欺の常套手段です。 

従って、このようなメール上のURL等にアクセスを求めるメールは、全て詐欺と見て、決して、アクセスしないのが鉄則です!

3.税務署が講じた「注意喚起」の紹介

税務署では、多発している詐欺メールに注意を促すために、「メール上にURLを貼り付けることはあり得ない」と明示するとともに、下表の通り、e-Tax国税庁)からメールを発信する場合の事由と送り方のルール、形式、事例を紹介」し、また、「要件別に決められた全ての種類のメールのひな形が見られるように一覧表を作成」しています。 

また、送信元表記は、次のように統一されていることも示しています。 

e-Tax国税電子申告・納税システム)<info@e-tax.nta.go.jp>】

(1) 「税務署からのお知らせ」等のメールとは

e-Taxでは、メールアドレスを登録している方へ、メッセージボックスに情報が格納された場合や、 暗証番号の再設定のための秘密の質問と答えなどの登録を受け付けた段階で、登録しているメールアドレスあてに 「税務署からのお知らせ」又は「国税庁からのお知らせ」メールを送信しています。

事前にメールに表示する宛名をe-Taxに登録することで、「税務署からのお知らせ」等メールの件名や本文に登録した宛名が表示されます。 

また、「税務署からのお知らせ」等メールは、以下の送信元から送信されます。

送信元表記:e-Tax国税電子申告・納税システム)‹info@e-tax.nta.go.jp›

  1. e-Taxが送信するお知らせメールは、定型文で「税務署からのお知らせ」等のメールの種類に掲載している件名や本文のみとなります。 
    送信元表記や件名、本文を「税務署からのお知らせ」等メールに偽装又は内容が酷似したメールは、e-Taxから送信したものではありませんので、取り扱いには十分にご注意ください。
  2. 「税務署からのお知らせ」等メールには、 添付ファイルを添付することはありません ので、添付ファイルが添付されている場合は、取り扱いには十分にご注意ください。

(2) 「税務署からのお知らせ」等のメールの種類

詳細は⇒e-Taxホームページ『「税務署からのお知らせ」等のメールの種類』をご覧下さい!

「申告に関するお知らせ」等、税務署からのメール文例が網羅されています。
 

Ⅱ.詐欺メールを見分ける留意点

今回のe-Taxを騙る詐欺メールの特徴や、注意・取り扱い、及び、国税庁の注意喚起のお知らせをご紹介しましたが、今や、大手通販や銀行、役所等あらゆる名を騙る詐欺メールが横行しています。 

このため、詐欺メールを見抜くための一般的な留意点を下記しますので、手を変え形を変えて送られる詐欺メールの対応の参考にしていただければと幸いと存じます。

1.送り付けたメール上でアクセスを求めるメールは詐欺!

繰り返しになりますが、通常、銀行にしろ大手通販にしろ、本人宛のメールで個人情報の入力や確認入力を求めることはありません。 

必ず、別途、銀行や通販サイトログイン画面からログインして、手続きを求めることになっています。

2.差出名やアドレスは何とでも書けるものと知っておくことが必要!

差出人の名称やロゴ、及びアドレスが本物とそっくりであれば、本物と信用しがちになります。 

しかし、メールの差出名やアドレスは、下記の通り何とでも作れるものであることを知っておく必要があります。

⦿「メールの差出人アドレスは何とでも書けるもの」
メール送受信の仕組みは、メール本文とそれを配達する封筒から成り立っています。
メールが配信されるのは封筒に記載の送信者メールアドレスと宛先メールアドレスに基づき配信されます。
封筒そのものは、届いた瞬間に破棄され、受け取側ではメール本文記載の送信者アドレスを目にするだけになります。
このため、受け取り側には本物からのメールのように見せることができるのです。
詳細は、「有害情報対策ポータルサイト」の「迷惑メール対策編」の「なぜ、嘘のメールアドレスが書けるの? (中級)」をご覧ください!
 

Ⅲ.最後に

世に、電話や偽手紙、或いはメールを使った詐欺が横行しています。 

特に、メールは、不当に手に入れたメールアドレスさえあれば、安価に不特定多数に一度に沢山のメールを送付することができるため、名を変え文言を変え悪用されています。 

そのうちの数パーセントでも、引っかけられれば大きな成果となるのです。

 騙られる側の大手通販や銀行、役所とうでも注意を喚起し被害が発生しないよう呼びかけていますが、被害は後を絶ちません。 

従って、あくまでも、詐欺に対しては、自分で守るしか方法がありません。 

とにかく、URLや電話で連絡を求めるメールは、詐欺と心得て対処しましょう!

そして、疑わしき場合は、インターネット検索で類似のメールが紹介されていないか確認して対応を考えるようにしてください! 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

ーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーー

 

詐欺メール対策にセキュリティソフトは必需品!

セキュリティソフトを導入すれば、詐欺メールは迷惑メール対策機能などでブロックできる他、メールからフィッシング詐欺サイトを開いたとたんにブロックしてくれます。   誤って添付ファイルを開いてしまっても、ウイルスをダウンロードする前に検知してくれるので、転ばぬ先の杖になります。

主要セキュリティソフト

1.セキュリティソフト一覧
セキュリティソフト 価格 優位点
ESET セキュリティソフト 5台で7,380円 性能及び軽さ
カスペルスキー セキュリティ 5台で9,280円 性能
ノートン 360 3台で14,480円 性能
ウイルスバスター クラウド 3台で13,580円 使いやすい
マカフィー リブセーフ 無制限で8,480円 サポート期間が長い
アバスト プレミアム セキュリティ 1年、10台で3,740円 ユーザーが多い
ZERO スーパーセキュリティ 3台で6,480円 更新0円 高性能で更新料0円
ZERO ウイルスセキュリティ 1台で2,552円 更新0円 性能はやや低いが更新料0円
2.各ソフトの優位性比較

①性能(マルウェアランサムウェア、フィッシング、迷惑メール対策)が優秀なのは、カスペルスキーマカフィー、ZEROスーパーセキュリティ、アバスト

②動作の軽さは、セキュリティソフト間で大差はない。

③価格面の優位性でいうと、なんと言っても更新料0円(パソコンを買い替えてもライセンスを引き継げる)のZERO ウイルスセキュリティ

ただし、価格に加え、性能を考慮すると、ZERO スーパーセキュリティが優位。

但し、PCやタブレットを何台も所持している場合は、台数に関係ないマカフィーセキュリティや、カスペルスキーが優位となります

おすすめソフトは「ウイルスバスター」と「zero」

ウイルスバスター
◎ZERO

品質は勿論随一でありながら、コストが全然気にならないことがうれしい!

他社ではマネができない低価格で、何年使っても更新料はかからず維持コストは0円、 ■Windows/Mac/Android/iOSの4つのOSに完全対応

■ 一度インストールした端末で無期限で使える

■ 新しいOSがリリースされても追加費用無し、製品バージョンアップも無料

■ 期限切れ、更新料を気にせずウイルス対策ができる

■ AV-Comparatives プロダクト・オブ・ザ・イヤー 2017受賞(Windows)の高性能エンジン

 

補足:PCの台数が多いほど更新料0円は有り難い!

十数年前から購入したパソコンやタブレットには、殆ど「ZERO」を導入してきました。

更新料がかかる他社ソフトを使っていた場合に比べると、20万円近くの節減になったと考えています。

※15年間、家族含めてパソコンやタブレットの使用台数は年平均5台位、5年おきに買い替えたとして支払った代金は、累計で4万円位。 もし、他社ソフトを使用していたとすれば年次更新費だけでも5台×3千円×15年で累計22万円にもなり、ざっと20万円近くは軽減できたのではと考えます。

 

関連記事

Outlookは時々突然パスワード要求繰返しの送受信不能になる!(リニュアル)

何もしないのに突然Outlookがパスワード要求を繰り返し送受信不能になることがあります! 

新しくOutlookを立ち上げたわけではなく前回まで順調に動いてきたにもかかわらず、突然、Outlookを起動するとパスワード入力が要求され、何度、パスワードを入力してもエラーとなってしまう。 

実は、Outlookでは、時々生じる現象です! 

原因には、メールのパスワードを変更したことによる場合と、意外や、Outlook自体の一時的混乱やインターネットの通信状況に影響を受けた一時的なトラブル状態による場合があります。

この場合は、大抵、時間をおいて再度起動すれば正常に戻ります。 

従って、慌てて、Outlookをいじらない方が良い場合もありますので、時間をおいて探検することをおすすめします。 

 

※当記事は、Outlookを主にヤフーメールの受発信管理の利用を想定しています!
(他メールの場合でもほぼ同様なので参考になればと考えます)

 

Ⅰ.Outlookは、時々突然、送受信不能が生じます

Outlookは、ヤフーメールなどのメールを便利に管理できるソフトです。 

しかし、時々、突然にパスワードを要求し、パスワードを入力してもエラー表示を繰り返し、送受信ができなくなることがあります。 

永くOutlookを利用されている方は、何度か経験されていることではないでしょうか?

1.突然に送受信不能になる原因

Outlook立ち上げ時のアカウント登録の不具合によるものであれば、設定ミスによるものとわかりますが、今まで順調に作動していたのに、突然、パスワードを要求し、パスワードを入力してもエラーを繰り返えし、送受信ができなくなってしまうので、設定ミスによるものでないことは明らかです。 

この「パスワード入力」を求める形で送受信ができなくなるトラブルの原因は、主に以下の三つがあると考えられます。

1)メールのパスワード変更が原因

Yahoo!などのメールのサーバー側でパスワードを変更すると、Outlookで管理していた当該メールのパスワードがそのままだと、Outlookでは、送受信ができなくなります。

2)Outlookメールソフトや通信環境の一時的混乱が原因

Outlookメールソフトが何らかの影響で混乱が生じたり、パソコンやインターネット環境の乱れによってで一時的に受発信処理ができなくなります。

3)メールのサーバー側のシステム等の変更が原因

メールアドレス提供側(Yahoo!などのプロバイダ)のシステム変更などにOutlook側で対応できていない場合に、送受信ができなくなります。 
Yahoo!では、2021年1月19日付けで、メールソフトの認証を「SSL」化に全面的に切り替えましたが、Outlookで事前に対応していなかった多くの方は、送受信不能に陥りました。

2.それぞれの原因への対応方法

1)メールのパスワード変更が原因への対応

Yahoo!などのサーバー側でメールのパスワードを変更したことにより、Outlookのメールアカウントに設定されていたパスワードと異なるため、送受信ができなくなったものです。 

従って、Outlookで管理しているメール、例えば、ヤフーメールなどにおいて、Yahoo!サーバー側でメールのパスワードを変更した場合は、Outlookにおいても、登録しているヤフーメールのパスワードを設定変更しなければならないのです。 

このトラブルの解消法は、「Outlookが「パスワードを入力して下さい」を繰返し送受信不可に!」をご覧願ます。

2)Outlookソフトや通信環境の一時的混乱が原因への対応

原因は、よくわからないのですが、年に何度か、突然、パスワード要求があり、パスワード入力してもエラーの繰り返しで送受信不能となることがあります。 

しかし、特別な対応・対策を何もしなくても、1~2時間ほど後に、Outlookを起動すると、大抵、正常に送受信ができるようになっています。 

原因としては、パソコンを立ち上げたまま長時間放置したとか、エクスプローラー環境がOutlookソフトに何らかの影響を与えたとか、あるいは、Outlook側で何かのトラブルが発生したのかも知れません! 

このようなことは、年に何回か経験しています。 

従って、メールのパスワード変更をしておらず、また、Outlookソフトにも何ら手も加えたこともない中で、Outlookが、突然送受信不能となった場合、Outlookソフトやその他の「一時的」障害が生じたと考えた方が良いと思います。 

このため、このような場合は、慌てて、Outlookソフトに手を加えたり余計なことはしないで放置することが賢明だと思います。 

慌ててOutlookソフトに手を加えたりすると、かえって新たな問題を発生させたりして修復が難しくなる恐れがあります。 

従って、このような事態が発生した場合は、本来のメールのサーバー(例えばYahoo!メール)でのメール対応に切り替えてメール対応し、Outlookは、しばらく放置しておくことをおすすめします。

3)メールのサーバー側のステム等の変更が原因への対応

それでも解決できなければ、メールアドレス提供側のシステムなどの変更が原因と考えられます。 

実際に、Yahoo!では、2021年1月19日付けで、メールソフトの認証を「SSL」化に全面的に切り替えましたので、事前に対応していなかった多くの方は、Outlookで送受信不能の事態が発生しました。

このため、1)、2)の対応でも回復しなければ、メールアドレス提供側(ヤフーなど)の通信方法の変更などの原因が考えられますので、Outlookで管理しているメールのサーバー側(アドレス提供者)に問い合わせてみる必要があると思われます。 

Yahoo!メールヘルプの「Outlookが突然送受信できなくなった修復方法(ヤフーメール)」が参考になります。

Ⅱ.最後に

「パスワード入力」を求める形で送受信ができなくなるトラブルの原因は、主に、①パスワード変更、②一時的処理や通信環境の混乱、③メールサーバー側のシステム変更等への未対応、などです。 

①の場合は、Outlookでパスワード変更を、②の場合は、一時的混乱が収まるの待つ、③の場合は、サーバー側に問い合わせる、などの対応で解決できます。 

従って、慌てて、Outlookの設定を不慣れな中で作業を進めないように注意願います。 

特に、時々起こるOutlookの一時的混乱に、慌ててOutlookソフトの設定変更に手をつけるとトラブルが大きくなるリスクが生じます。 

メールアドレスのパスワード変更やメールアドレス提供側(例えばヤフーメールなど)のシステム等の変更がなく、Outlookが突然パスワード要求する場合は、慌ててOutlookメールソフトをいじらずにしばらくOutlookを切って様子をみることが賢明です。 

最後までお読みいただきありがとうございまっした。

ーーーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーーー

主要セキュリティソフトとおすすめソフト

1.セキュリティソフト一覧(Windows用)

セキュリティソフト 価格 優位点
ESET セキュリティソフト 5台で7,380円 性能及び軽さ
カスペルスキー セキュリティ 5台で9,280円 性能
ノートン 360 3台で14,480円 性能
ウイルスバスター クラウド 3台で13,580円 使いやすい
マカフィー リブセーフ 無制限で8,480円 サポート期間が長い
アバスト プレミアム セキュリティ 1年、10台で3,740円 ユーザーが多い
ZERO スーパーセキュリティ 3台で6,480円 更新0円 高性能で更新料0円
ZERO ウイルスセキュリティ 1台で2,552円 更新0円 性能はやや低いが更新料0円

2.各ソフトの優位性比較

①性能(マルウェアランサムウェア、フィッシング、迷惑メール対策)が優秀なのは、カスペルスキーマカフィー、ZEROスーパーセキュリティ、アバスト

②動作の軽さは、セキュリティソフト間で大差はない。

③価格面の優位性でいうと、なんと言っても更新料0円(パソコンを買い替えてもライセンスを引き継げる)のZERO ウイルスセキュリティ。ただし、価格に加え、性能を考慮すると、ZERO スーパーセキュリティが優位。 但し、PCやタブレットを何台も所持している場合は、台数に関係ないマカフィーセキュリティや、カスペルスキーが優位となります

3.おすすめは、更新料不要のソースネクストの「ZERO」!

もう20年以上のお付き合い。 品質は勿論随一でありながら、一番うれしいのが、コストが全然気にならないことです! 

他社ではマネができない低価格で、何年使っても更新料はかからず維持コストは0円、信じられないソースネクストのスタート時からのモットーです! 

Windows/Mac/Android/iOSの4つのOSに完全対応 

■ 一度インストールした端末で無期限で使える 

■ 新しいOSがリリースされても追加費用無し、製品バージョンアップも無料 

■ 期限切れ、更新料を気にせずウイルス対策ができる 

■ AV-Comparatives プロダクト・オブ・ザ・イヤー 2017受賞(Windows)の高性能エンジン

zero製品各種

 

 
補足:PCの台数が多いほど更新料0円は有り難いですね!

年次更新料不要は、更新料を気にしなくて良いのでありがたい! 十数年前から購入したパソコンやタブレットなどには、全て「ZERO」を導入してきました。

更新料がかかる他社ソフトを使っていた場合に比べると、20万円近くの節減になったと考えています。 

品質が業界ナンバーワンでありながら更新料を一切気にせず使えるのはありがたいものです!

※15年間、家族含めてパソコンやタブレットの使用台数は年平均5台位、5年おきに買い替えたとして支払った代金は、累計で4万円位。
もし、他社ソフトを使用していたとすれば年次更新費だけでも5台×3千円×15年で累計22万円にもなり、ざっと20万円近くは軽減できたのではと考えます。


関連記事

「パスワードを入力してください」の繰返しで受発信不可 

※当記事は、Outlookを主にヤフーメールの受発信管理の利用を想定しています!(他メールの場合でもほぼ同様なので参考になればと考えます) 

Yahoo!メールと連動設定しているOutlookは、サーバーのパスワード変更と同時にOutlookでのパスワード変更が必要です!
ヤフーメールでパスワードを変更すれば、Outlookでもパスワード変更設定が必要) 

なお、パスワードを変更していないにもかかわらず、このエラーが出た場合は、「Outlookは時々突然パスワード要求繰返しの送受信不能になる!」を参考に対処願います! 

Ⅰ.Outlookが「パスワードを入力してください」を繰り返し、メールの受発信ができなくなった!!

メールを見ようとOutlookを開くと、「パスワードを入力してください」と表示。

そこでOutlook設定時に使用したパスワード」を入力してもエラーを繰り返すばかり。 

そこで、Yahoo!メールでパスワードを変更したためかもしれないと、「変更したヤフーメールのパスワード」Outlookに入力してもエラーとなってしまう。 

一体、どうなってんの?

解決法は「Yahoo!ヘルプ」にあった、しかし、これがまた難解、非常にわかりづらい!

Yahoo!の「ヘルプ」を見てみると、「パスワードを変更した後、メールソフト/スマートフォンで送受信できない 」場合の解決法」があった。 これだ!と思い、試みることにしました。 

しかし、ヤフーの「ヘルプ」は、文章がアッチコッチ跳んでいて読み進むのは容易ではなく、二日がかりでようやく解決できました。

「ヤフーヘルプ」は、あらゆることを想定しているため、余分な文章やあちこちへの参照などで読み解くのに苦労します。 

このため、同じ問題に直面された方が、作業し易くなるよう平易な手順書にしてみました。ご参考になれば幸いです。

結論:「Yahoo!メール(サーバー側)のパスワードを変更すれば、Outlookにも変更設定が必要となる」

ヤフーメールのパスワードを変更すると、Outlookメールソフトでも、パスワード変更設定が必要になります。

Ⅱ.Outlookパスワード変更手順

Yahoo!メールのパスワードを変更した場合、Outlookの設定を変更する必要があります。 

Outlookのパスワード変更手順を、【Outlook2013】と【Outlook2019】とに分けてご紹介します。 

なお、サーバー情報(POPやImap、ポート番号など)は、この際には、変更無しとします。

1.「Outlook2013」でのパスワード変更手順

Outlookのパスワード変更は、[アカウントの設定]タブから、当該メール「アカウントの変更」画面で変更手続きを行います。

しかし、万一、これによっても不具合が生じる場合は、他の原因も考えられるため、[アカウントの追加]によって、アカウントを再設定し田植えでパスワードの変更設定をやる方法も補足としてご紹介しております。

Outlook 2013を起動する

②画面上部左隅のメニューバーの[ファイル]をクリックする

Outlook受信トレイの左上にある「ファイル」をクリックする。

③画面[情報]にある[アカウント設定]を選択し「アカウント設定(A)」をクリックする

下図のアカウント設定をクリックするとアカウント設定(A)が表示されます。

そのアカウント設定(A)をクリックします。

 

④「アカウント設定」画面の該当するメールアカウントを選択し「変更」をクリックする

「アカウント設定(A)」をクリックすると、下図「アカウント設定」画面が表示され、利用中の電子メールアカウント一覧が表示されます。

  該当するメールアカウント(パスワードを変更したメールアカウント)をクリックで選択した後、「変更(A)」をクリックする。

⑤「アカウントの変更」画面でパスワード変更を行う

「変更(A)」をクリックすると、下図の「アカウントの変更」画面(POP と IMAP のアカウント設定)が表示され、必要な変更が行える画面になります。 

ここで、目的の「パスワード変更」を行います。 

下方にある「メールサーバーへのログオン情報(ヤフーサーバーメールのログインに必要なパスワード)の「パスワード(p)」の「・・・・・・」(赤線アンダーライン)を、ヤフーメールで変更したパスワードに訂正します。 

次に、右にある「アカウント設定のテスト(T)」をクリックし、レ点てチェックを入れます。 

そして、最下欄にある「次へ」をクリックします。

 

⑥「テストアカウント設定」画面に変わり、送受信の良否結果が出て、変更が適正に完了したことが確認できる

前画面最下欄の「次へ」をクリックすると、「テストアカウント設定」画面が現れ、変更手続きが適正に完了した結果が表示されます。

「受信メールサーバーへのログオン」及び「テスト電子メールメッセージの送信」のいずれも「完了」となれば「閉じる」をクリックする。

 

以上で「アカウント設定」におけるパスワード変更設定手続きは完了です。 

なお、万一、エラーとなった場合は、誤記入がなかったかを確認して、再度挑戦してください!

また、エラーとなっても、一旦終了しパソコンを再起動させればOutlookは使用可能になっていることが多くあります。 

以上を通じてもエラーが続く場合は、パスワードの変更以外の原因があるかも知れません。

その際は、「アカウントの追加」タブから、新たなメールアカウントを作成し、パスワード変更することによって解決してください(最後の補足を参照)。

2.「Outlook2019」でのパスワード変更手順

Outlook 2019を起動する

②画面上部左隅のメニューバーの[ファイル]をクリックする

Outlook受信トレイの左上にある「ファイル」をクリックする。

 

③画面[情報]にある「アカウント情報」画面の[アカウントの設定]タブをクリックする

④次に、「プロファイルの管理(o)」タブをクリックする

⑤「メール設定」画面の「電子メールアカウント(e)」をクリックする

⑥「アカウント設定」画面にある電子メールアカウント一覧から該当する電子メールアカウントをクリックで選択し、「変更(a)」をくりっくする。

⑦「アカウントの変更」画面にある「パスワード(p)」のパスワードを変更する

パスワードを変更した後、右側にある「アカウント設定のテスト(T)」にある「[次へ]をクリックしたらアカウント設定を自動的にテストする」の□をクリックしてレ点チェックを入れる。 

最後に、最下欄にある「次へ」をクリックする。

⑧「テストアカウント設定」画面で受信、送信が適正に行われたかが確認できる

「次へ」をクリックすると、下図のように、受信、送信ともに完了と表記され、パスワード変更によりOutlookの送受信が正常に作動したことが確認できます。

 

 

以上でパスワード変更設定手続きは完了です。 

なお、万一、エラーとなった場合は、誤記入がなかったかを確認して、再度挑戦してください!

また、エラーとなっても、一旦終了しパソコンを再起動させればOutlookは使用可能になっていることが多くあります。

補足[アカウントの追加]による当該メールの再設定手順

Outlookのパスワード変更は、[アカウントの設定]タブから、当該メール「アカウントの変更」画面で変更手続きを行いますが、それでも、なお解決しない場合、不具合が生じる場合は、[アカウントの追加]によって、アカウントを再設定し、パスワードの変更設定もやることで解決できます。

 

 Outlook2013でご紹介します。

Outlook 2013を起動します。

②画面上部左隅のメニューバーの[ファイル]をクリックします。

Outlook受信トレイの左上にある「ファイル」をクリックする。

③表示された画面で[情報]→[アカウントの追加]を選択します。

④「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)」に●チェックを入れて、[次へ]をクリックする。

⑤「POPまたはIMAP」にチェックを入れて、[次へ]をクリックする。

⑥表示された画面で、以下の情報を入力し、[詳細設定]をクリックします。

⑦「インターネット電子メール設定」ウィンドウが表示されるので、[詳細設定]タブをクリックし、以下の情報を入力します。

 

 

• 受信サーバー(POP3):995 

• 送信サーバー(SMTP):465 

• 使用する暗号化接続の種類:SSL 

• サーバーにメッセージのコピーを置くにチェックを入れる ※残したくない場合はチェックを外してください。但し、ヤフーメールボックスには表記されなくなります!

 

⑧[送信サーバー]タブを選択し、「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」にチェックを入れます。

⑨「アカウントの変更」画面に戻るので、ここで「次へ」をクリックする。

⑩すると、通信テストが行われて、「テストアカウント設定」画面で送受信の良否結果が出ます

「アカウントの追加」画面が出て、「すべて完了しました」の表示がでれば、「完了」ボタンをクリックする

⑪「アカウント設定」画面に戻るので「閉じる」ボタンをクリックして設定終了

以上で追加設定が完了です。 もし万一「サーバーに接続できません」と表示されても、一旦終了しパソコンを再起動させればOutlookは使用可能になっているはずです。

 

Ⅲ.最後に

Outlookが「パスワードを入力してください」と言うので、パスワードを入力しても、再度、「パスワードを入力してください」と繰り返し、送受信ができなくなることがあります。 

原因は、Outlookで管理しているメールのサーバー側(例えばYahoo!メールなど)でメールのパスワードを変更すると、Outlook側でもパスワードの変更設定が必要になります。 

Outlookでのパスワード変更設定は、非常に簡単ですが、Yahoo!ヘルプに従って作業するのは、慣れない方にはややこしく感じます。 

当記事では、そのため、パスワード変更手続きに絞ってご紹介しました。 

また、パスワード変更だけでは解決できない場合に備えて、新たにアカウントを追加して対応できる方法もご紹介しました。 万一、パスワード変更だけで解決できなかった場合は、お試し下さい。 

なお、パスワードを変更していないにもかかわらず、このエラーが出た場合は、「Outlookは時々突然パスワード要求繰返しの送受信不能になる!」を参考に対処願います! 

最後まで、お読み頂きありがとうございました。

ーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーー

○おすすめセキュリティソフト 

 

「セキュリティーソフト」は、高性能かつ年次更新料不要のソースネクストの「ZERO」がおすすめ!

 

ユーザーに優しいソースネクストの社是が嬉しい! 

 

もう20年以上のお付き合い。 品質は勿論随一でありながら、一番うれしいのが、コストが全然気にならないことです! 他社ではマネができない低価格で、何年使っても更新料はかからず維持コストは0円、信じられないソースネクストのスタート時からのモットーです! 

 

Windows/Mac/Android/iOSの4つのOSに完全対応 

■ 一度インストールした端末で無期限で使える

■ 新しいOSがリリースされても追加費用無し、製品バージョンアップも無料 

■ 期限切れ、更新料を気にせずウイルス対策ができる

■ AV-Comparatives プロダクト・オブ・ザ・イヤー 2017受賞(Windows)の高性能エンジン

 
 
 

 

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火災保険|「破損・汚損」は災害でなくうっかりミスで補償が受けられる

火災保険には、災害ではなく、うっかりミスで壊した壁や家具の補償も受けられる「破損・汚損」補償があることをご存知ですか? 

 

火災や台風などの災害でなく、普段のうっかりミスで建物や家財を壊した場合にも補償が受けられる「破損・汚損」という補償があります。 

 

「破損・汚損」の補償をつければ、保険料は、その分高くなるのですが、お子さんがいたり、高価な建具や家財が多い場合は、万一に備えて安心に繋がります。 

 

実際に、「破損・汚損」の利用者が多いため、損保は、免責金額(自己負担)の引き上げを予定しています。

 

Ⅰ.「破損・汚損」とは?

通常、火災保険は、火災や風水害などの災害に備え、保険金は、基本的には災害がなければ受けることができません。 

 

しかし、この「破損・汚損」を補償範囲に付保すれば、不測の突発的な事故で保険対象の建物や家財を壊してしまった場合に保険金を受けることができます。 

 

従って、「破損・汚損」は、災害に関係なく、普段の生活で子供や家族、或いは第三者による突発的な損害など日常的な事故リスクを広範囲にカバーしてくれるため、お子様がいる家庭や高価な建具や家財があるなどの場合に広く人気を得ています!

1.人気旺盛の「破損・汚損」は自己負担額引き上げへ!

読売新聞によると、下記の記事のとおり、「破損・汚損」の利用数が多いため、損保会社では、自己負担の実質値上げを予定しています。

 

災害以外の家財補償、自己負担を大幅引き上げへ …損保大手が10月から最低5万円に 

2022/06/19 11:26 読売新聞

 

 損害保険大手が、家具や家電などの損害を補償する火災保険の家財補償について、今年10月の契約分から、契約者の自己負担額の一部を大幅に引き上げることが18日、わかった。

 

火災保険は大規模な自然災害の増加などにより、各社とも収支が悪化している。引き上げで改善したい考えだが、補償範囲が狭まり、契約者の負担は増える。

 

家財の補償(家具、家電、パソコンなど)と事故負担額の変更内容
損害の原因 損害行為 自己負担額の変更有無
日常生活中の事故による破損 ・転んでテレビを倒した ・パソコンに飲料をこぼした 有り。0~1万円を5万円に引き上げ!
水漏れ ・給水管が破裂し家具が水浸しに
火災、災害 ・火災や災害で、家具が破損 無し。(0円、五千円、5万円から選択)
 
現在、東京海上日動火災保険損害保険ジャパン三井住友海上火災保険あいおいニッセイ同和損害保険は、契約内容によって自己負担の最低額を0~1万円の範囲で設定。大手間でもばらつきがあった。
 

 4社は10月契約分から、それぞれ最低5万円に引き上げる。 このため、被害額が自己負担額を下回る場合は補償対象にならない。契約者にとっては、受け取る保険金が減ったり、保険金の請求ができなくなったりするケースが増えることになる。

 

 ただ、引き上げ対象は、誤って家具やテレビを倒す、給水管の破裂で家具が水浸しになる――など、日常生活で生じた不測の損害とする。火災や台風などの災害による被害は含まれない。⇒「破損・汚損」のみ引き上げ対象にする!

 

 火災保険では、家屋の被害に加えて、家具や家電などの損害もカバーしたい場合は、家財補償を付けて契約する必要がある。損保各社は、身近に起きる家具などの損害をカバーすることで、保険加入の動機付けにしてきた。

 

 しかし、近年は、数万円の請求が増えている。コロナ禍で在宅勤務が広がったことなどが影響しているとみられる。また、家財の高性能化で修繕費も上昇し、販売促進の効果以上に、負担が増していた。

 

 火災保険は、大規模な自然災害の増加で保険金の支払いが増え、収支が悪化していた。家財を巡っては少額の請求が増えたことで、支払い時の事務作業の負担も増しており、経営課題となっていた。

 損保各社は、10月に火災保険料の値上げを予定している。今回の自己負担額の引き上げなど、補償内容の一部も見直すことで、保険金の支払いを抑えたい考えだ。

 

 

つまり、「破損・汚損」を補償範囲に含めている人が多く、かつ補償金が多く支給されているというです!

2.「破損・汚損」は、火災保険の補償範囲の一つ

火災保険には、損害を招く原因(損害の種類)ごとに補償を付保するかどうかを決め、付保した原因で損害を受けた場合に保険金が補償されます。(補償範囲の決定という) 

 

損害の種類には、「火災」「落雷」「風災」「水災」などのさまざまな自然災害から、「水濡れ」「爆発」「盗難」などのさまざまな事故まであり、これらの選択(補償範囲の選択)により、これらが原因で損害を受けた場合に補償が受けられることになります。 

 

なお、火災や水害と言えども、地震に起因する場合は火災保険の補償の対象外となるので、別途「地震保険」を付帯しなければなりません。

 

〈損害を招く原因(損害の種類)=補償範囲の選択項目〉

 

損害の種類 内容
火災、破裂・爆発、落雷 失火やもらい火、放火などによる火災、ガス漏れなどによる破損・爆発の損害、落雷による損害を補償。
風災・雹災・雪災 台風等の強風による損害、雹(ひょう)や霰(あられ)による損害、豪雪の際の雪の重み、雪の落下などによる事故または雪崩により生じた損害を補償。
水災 台風や豪雨等による洪水などの水災の損害を補償。但し、地震が起因の津波を除きます。
水濡れ 給排水設備の事故や他人の戸室で生じた事故に伴う漏水による水ぬれ損害を補償。
物体の落下・飛来・衝突 車の飛び込みや飛び石など建物外部から物体が落下・飛来・衝突したことにより生じた損害を補償。
盗難 家財の盗難や盗難に伴う鍵や窓ガラス等の建物の損害を補償。
騒擾・集団行動等に伴う暴力行為 集団行動などに伴う暴力行為・破壊行為による損害を補償。
破損・汚損など 子どもが室内でボールを投げ、窓ガラスが破損してしまった等、事前に予測して防ぐことができず、突発的な事故によって生じた建物や家財の損害を補償。

3.「破損・汚損」とは?

「破損・汚損」とは、火災や台風などの自然災害によらず、普段の生活での突発的な事故やうっかりミスによって建物や家財を毀損することを言います。 

 

このため、火災保険で「破損・汚損」を補償範囲に付保すれば、火災や風水害などの災害によらず、「不測かつ突発的な事故」(うっかりミスや不注意)で建物や家財を毀損した場合に補償が受けられます。 

 

例えば、子供がボール遊びで窓ガラスを割ったり、テレビを倒してしまった場合や三者に、家の外壁、壁、シャッターをイタズラ書きされた場合にも保険金が受け取れます。 

 

あくまでも家や敷地の中での発生したものに限られ、免責金額が決められていれば、免責額は自己負担となりますが、買い換えのための補償が受けられます! 

 

例えば、5万円の免責金額のテレビを壊した場合、30万円のテレビであれば、25万円の保険金で受け取れ、数年間の支払い保険料が戻ったような気分になります!

4.「破損・汚損」の事例集

それでは、補償が受けられる「破損・汚損」とは、どのような事例かをいくつか挙げますので、イメージを掴んでください!

 

 「破損・汚損」は、暮らしの中で起こるさまざまな不測かつ突発的な事故の補償が受けられるため、自然災害よりも頻度が多い補償になります。

「破損・汚損」に該当する事例

掃除機をかけていたら誤ってドアにぶつかりドアが壊れた 建物
掃除中にコードが引っかかり転んでテーブルが壊れてしまった 家財
部屋の模様替えで家具を動かす時に倒して壁やガラスを壊した 建物
動きが悪くなっていた雨戸を強引に開閉したら壊れた 建物
外壁やシャッターにイタズラ書きされた 建物
子供がボール遊びなどで窓ガラスを割った 建物
子供が、誤って壁に穴を空けてしまった 建物
子供が、油性ペンで壁や床に落書きをしてしまった 建物
おもちゃを投げてテレビの液晶を割ってしまった 家財
引っ越し中に家具をぶつけて壁に穴をあけてしまった 家財
トイレの水が溢れて汚れた 建物
エアコンから水が垂れて壁が汚れた 建物
服が破れてしまった 家財
車に当て逃げされて塀が壊れた 建物
車庫入れで外壁を壊した 建物
つまづいて食器棚にぶつかり、グラスや食器類が割れてしまった 家財
外壁やシャッターを「イタズラ書き」された 建物
動きが悪くなっていた雨戸を強引に開閉したら壊れた 建物
ドアノブに物を引っ掛けてしまいドアノブを破損してしまった 建物

5.「破損・汚損」の付保対象は、「建物」「家財」

「破損・汚損」は、建物や家財、或いは双方に付保することができます。

建物の「破損・汚損」

建物に「破損・汚損」を付保すると、建物に付随する外壁、窓ガラス、ドア、建て付け家具などが対象になります。 

 

なお、外壁や壁の場合は、擦り傷程度では補償されない場合があります。 

 

外壁塗装の下塗り塗料まで剥がれるなど機能を失った場合や、目立つ落書きをされた場合のみ補償されます。

家財の「破損・汚損」

家財に「破損・汚損」を付保すると、家具・家電の損害が補償対象になります。

Ⅱ.「破損・汚損」で補償されない場合とは?

ダメージの少ない傷だけの場合、あるいは、損害金額が少額の場合には補償はされません。 

 

例えば、テレビの外側が傷ついてもテレビが視聴できれば、外観が傷ついても機能に問題がなければ補償はされません。 

 

また、以下の場合は、「破損・汚損」で補償の対象にはなりません。

1.損害額が免責金額以内のもの

免責金額というのは、火災保険加入時にご自身で決めた損害の一部を自己負担する金額です。

 

火災保険の偶発的な破損・汚損には免責金額を付ける契約が主流です。 

 

支払われる損害保険金は損害金から免責金額を引いた額となります。 

 

「破損・汚損」には「免責金額」を付ける契約が通常です。 

 

免責は、1万円~10万円ほどの免責が付いているので、軽微な破損程度であれば免責の都合で火災保険を利用しても実費相当の負担が必要になる場合もあります。 

 

免責なし特約をつけていたとしても、偶発的な破損・汚損に関しては1万円ほどの免責金が必要になる場合もあります。

 

免責についてのルールをしっかり確認しておきましょう。

2.免責対象となっているもの(スマホ、眼鏡、ノートパソコン、タブレットなど)

家財の中でもスマホ眼鏡、ノートパソコン、タブレットなどは、壊れ易く修理理費用も高額なため、火災保険の家財保険では損害が発生した理由を問わず一切補償されない免責項目に含まれています。

3.自宅の外で物を壊した場合

外出先でノートパソコンなどの物を壊した場合、火災保険基本補償の偶発的な破損・汚損では補償されません。 

 

火災保険によっては、携行品損害特約という外出先での家財の損害を補償する特約を用意しているケースもあります。

4.わざと破損・汚損させた場合

わざと破損・汚染された場合は補償されません。 

 

従って、「傷つくと予想できたのに家具を引きずってフローリングを傷つけてしまった」、「喧嘩してカッとなり物を投げ窓ガラスを割ってしまった」「苛立ってものにあたり壊してしまった」などの場合は、補償の対象外となります。

5.自宅の外で壊してしまった場合

基本的に不測かつ突発的な事故の補償となるのは自宅内での事故のみです。

6.経年劣化の場合

経年劣化とは、時間とともに品質が低下することで、通常使用していて起こる摩擦や汚れなどの経年劣化による破損は、補償されません。

7.不測かつ突発的な事故が発生した日が不明なケース

いつ事故が起こったのか不明な場合も補償対象外となります。 

 

保険金を請求するためには、「いつ、どこで、誰が、何を、どのようにして」発生したかを証明する必要があります。 

 

逆に、証拠が残っていれば修理後でも保険金が受け取れる場合もあります。

8.ペットによる損傷も火災保険の対象外

飼っているペットによって破損した場合も補償対象外となります。

9.機能的に支障がない被害の場合

表面に傷がついたり、擦り傷がついたりで本来の機能に、特に支障がない場合は、補償されません。

 

 

Ⅲ.その他

1.「破損・汚損」補償が必要な人とは?

子供がいる家庭や高額な家電や家財を持っている人には、「破損・汚損」補償は必要が高いといえます。 

 

逆に、そうでない場合は、保険料を下げるためにも不要と考えます。

2.「破損・汚損」で保険金はいくら貰える?

「破損・汚損」によって保険金はいくら受け取れるのでしょうか。 

 

建物の場合は、建物にかけた保険金、家財の場合は、家財に掛けた保険金の範囲内で免責金額を除いた金額の範囲内でそれぞれの新価(同じものを新しく購入する為に必要な金額)の範囲内で補修費に見合う保険金額が支払われます。 

 

例えば家財の新価額が600万だった場合で、壊した家財の新価が50万円の場合には50万円を上限として免責金額を除いた金額が受け取れます。 

 

保険の契約時には免責額(0円〜10万円が相場)を設定しますが、免責を増やすことで保険料が安くすることができますが、免責額を下回れば保険金は受け取れなくなります。

3.「破損・汚損」の補償金申請方法と留意点

「破損・汚損」の事故が発生した場合、保険金を申請するためには、損害を証明する書類や修理に必要な見積書などの書類を準備しなければなりません。 

 

日本全国での火災保険加入率は、たったの30%の低水準。

 

しかも、保険申請は、6人に1人しか申請していない状況です。

 

1)「破損・汚損」の申請に必要なもの

①保険金請求書

申請には、「どの程度の破損状態か」、「請求できる保険金額」を記入する「保険金請求書」が必要になります。

②破損証拠写真

破損した部分を写した写真で、保険会社が、損害状況が適正に把握できるものでなくてはなりません。 

 

屋根上など、自分で撮影するのが危険な場合は保険会社へ申し出て「鑑定人」を呼んで撮影等を依頼してください。

③修理見積書

修理見積書は、破損箇所の修繕工事予算を記した書類です。 

 

修理を依頼する工事会社に作成してもらう必要があります。 

 

なお、「保険申請代行業者」に依頼するのは、保険金を多く受け取るための改ざんに繋がる恐れがあり要注意です。

2)「破損・汚損」で保険金を申請するときの注意点

「破損・汚損」の保険金申請をするときは、以下の注意点に留意願います。

①申請は3年以内に行う

火災保険の申請は、3年が時効となるため、申請は3年以内に行う必要があります。

②「破損・汚損」は修理費が安いと補償対象にならないこともある

「破損・汚損」には、「最低修理費が20万円以上型」なのか「免責方式」によるものかがあります。 

 

20万円以上型の場合、20万円以下の修理費には補償対象にならず、修理費が20万円を超えていれば保険料を上限額まで受け取れます。 

 

被害が修理費20万円以下の場合に適用されないことがあります。 

 

加入保険がなのかで変わります。 また、免責方式型の場合、免責額を超える工事費用でなければ保険料は受け取れません。

③悪質業者に注意する

保険金申請の代理をする専門業者が増え、併せて、問題も多発しています。 従って、保険金申請は、ご自分でやることをおすすめします。

 

    

Ⅳ.最後に

「破損・汚損」は、火災や風水害といった大きな災害出ない場合が多いため、事象が万一生じても、日常生活に大きな支障が生じるわけではないため、火災保険の補償順位はさほど大きくはありません。 

 

従って、保険料節約を優先させたい場合は、外してもよいと思われます。 

 

なお、補償対象に「破損・汚損」を入れていても、建物や家財が突発的事故で損傷を受けて当該補償の対象になるにもかかわらず、「うっかり忘れてしまっていた」で請求をしないケースが多いと言われます。実にもったいない話です。 一回の請求で数年分の保険料が戻るに等しいと思われます。 

 

掛けている場合は、補償されるケースは意外と多いので、家財が壊れてしまった時は積極的に保険会社に問い合わせしてみることをおすすめします。 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

ーーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーーー

「火災保険一括見積りサイト」のおすすめ3選

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火災保険|後悔しない契約・更新・乗換えの留意点と基礎知識(リニュアル)

後悔しない火災保険の契約・更新・乗換えには、火災保険の動向や基礎知識・留意点等を知っておくことが必要です!

Ⅰ.火災保険を契約・更新する前に知っておくべき予備知識

1.火災保険料は、同一物件でも損保会社で差がある!

1)保険料は「純保険料」と「付加保険料」で構成される

損保各社の火災保険料は、保険金等の支払いに当てる「純保険料」と保険会社の経費や利益に当てる「付加保険料」で決められます。

火災保険料=「純保険料」+「付加保険料」

純保険料 使途 被害が発生したときに被保険者に支払う保険金の原資となる
算定根拠 事故の発生頻度や損害額などの過去のデータで算出される「純保険料率」を基に決められる。 ※「純保険料率」は、「損害保険料率算出機構」が各保険会社の実績データを元に「建物構造」と「建物所在地」の2つの料率区分で設定した「参考純率」を参考に各保険会社が独自に決める。
付加 保険料 使途 保険会社が事業運営に必要な経費(含む保険代理店に支払う手数料)と利益などの原始となる
算定根拠 「付加保険料」は、料率三原則(合理的、妥当、不当に差別的でないの3要件を満たすこと)に従って各保険会社が独自に算定します。

なお、個別の保険料は、地域の自然災害発生リスク度合いに応じて、建物構造や広さ及び築年数、保険期間や補償範囲、保険金額等によって決められます。

2)従って、火災保険料は同一物件でも各社間で差がある

「純保険料」と「付加保険料」は、いずれも、各社の独自基準で決められるため、火災保険料は、同一建物同一補償であっても各社間では差があります! 

従って、火災保険を決めるに当たっては、同設定条件でどの損保会社がご自分のお住い(地域)にとって有利な会社かを見定めることが重要です。

◎住宅本舗の一括見積りサイトはこちら⇒「火災保険の一括見積もり

  

 

2.地震に起因する火災や水害等は、火災保険の補償対象にはならない!別途「地震保険」の付保が必要!

地震が起因の火災や損壊、崖崩れ、津波等での水害は火災保険では補償されません。 

地震による損害は、地震の災害は大規模災害をもたらす場合が多く、民間損保の火災保険で対応するには限界があるということから、国が関与した「地震保険」で対応することになります。 

従って、地震が原因による全ての被害において補償を受けるためには、「地震保険」に加入する必要があります。 

なお、「地震保険」は、単独では掛けられず、火災保険とセットで加入できるようになっています。

 

1)地震が起因の火災、損壊、水災などの補償には「地震保険」が必要。
2)地震保険は、国主導のため、損保会社による保険料(や補償範囲)に差はない。
3)地震保険は、火災保険とセットでかける必要がある。

3.「地震保険」の保険料・補償範囲はどの損保も同じ!

地震保険」は、国が関与する災害保険であるため、損保会社によって制度内容は異なることはありません。 

従って、地震保険料は、損保会社の違いによる差はなく、保険料や制度の仕組みは、全く同一です。 

しかし、地震保険は、加入する火災保険会社においてセットで付保する必要があります。 

従って、火災保険が決まれば、同時に、地震保険も加入を決めなければなりません。

4.火災保険料の負担は劇的に増大化している

火災保険料は、近年の気候変動に伴う自然災害等の多発で、下表のように相次ぐ値上げと最長契約期間の短縮化(35年間から10年間に短縮)から、負担が劇的に増しています。 

※長期契約のメリットは、保険料値上げが実施されても、長期契約期間の間は、保険料は変わらず、また、長期であればあるほど、有利な割引が適用されることです。

 

5.代理店には「副業的代理店」と「総合代理店」がある

代理店には、住宅会社や金融機関が兼業として代理店を請け負う「副業的代理店」と、複数損保の代理店となっている「保険の窓口」のような「総合代理店」があります。 

住宅を購入するときは、大抵、購入する住宅会社、或いは、ローンを組む金融機関が運営する「副業的代理店」に加入する場合がほとんどだと思います。

この場合、他社比較の機会はなく、また、あまり専門的な見識がない担当者の説明での加入となっているのが大半だと思われます。 

このため、満期を迎える更新に当たっては、各社比較ができ、また損害保険に詳しいプロと相談できる「総合代理店」か「一括見積りサイト」の活用をおすすめします。 

◎便利な各社比較見積りサイトはこちら⇒「火災保険一括見積もり

6.火災保険の会社には「店舗型」と「通販型」がある

損保会社には、窓口として店舗を持つ「店舗型(総合代理店)」損保と、店舗を持たず、インターネットや電話が窓口となる「通販型」があります。 

「通販型」は、店舗及び店舗要員を持たない分、コストが安いので、一般的に火災保険料が安く、オプションも充実しやすい面があります。 

このため、通販型は、近年シェアを伸ばしています。 

なお、「店舗型(総合代理店)」と「通販型」の違いやメリット・デメリットは下記をご参考に願います。

火災保険の契約窓口は「総合代理店」と「通販」のどちらが良い?
1)「通販型損保」の特徴とメリット、デメリット
2)「代理店型」の特徴とメリット、デメリット
3)それぞれが向くタイプとは?

 

「通販型」を希望される場合は、まず、「一括見積りサイト」により、各社比較をされた上で、選択の一つに入れられることをおすすめします。

◎便利な各社比較見積りサイトはこちら⇒「火災保険一括見積もり

7.損保は、一定の財務基準等を満たせば倒産や不払い懸念は不要!従って、損保選びにブランドや人気注視は無用!

一定基準をクリアした火災保険は、支払い能力や不払い等の懸念は不要で、年々負担が重くなる一方の火災保険は、何もなければ掛け捨てとなるだけに、ブランドや人気に拘らず、各社比較を通じて、自宅に最も有利な条件の損保を選ぶことが重要です。 

なお、火災保険はブランド・人気より自宅に一番有利な保険料損保を選ぼう!をご参考に願います。

8.各社比較ができる窓口は、「総合代理店」と「一括見積り比較サイト」

火災保険を決めるに当たっては、同設定条件でどの損保会社がご自分のお住い(地域)にとって有利な会社かを見定めることが重要です。 

この損保各社比較ができる窓口には、「総合代理店」と「一括見積りサイト」があります。 

どちらを選ぶかは、ご自身の好みにおいて判断する必要があります。 

店舗の場合は、店舗に相談に行く時間的余裕や、店舗の担当の見極め、店舗での推奨に冷静に対応できるか、サイトの場合は、疑問点をサイト担当者と折衝できる意欲があるかなどを考慮する必要があります。 

どちらを選ぶかについては、以下をご参考に願います。

自分で選ぶには「総合代理店(店頭)」か「一括見積りサイト(Web)」の活用が不可欠!
「総合代理店(店頭)」より「一括見積りサイト」の方が比較吟味に便利!

9.火災保険の対象は、「建物」と「家財」がある

火災保険における保険の対象には、「建物」と「家財」があり、それぞれ別個に保険金額を設定して契約する必要があります。(「特約火災保険」は「建物」のみで、「家財」は、他の火災保険を利用する必要があります。) 

なお、地震における家財の損害は、火災保険の対象外となるので、「地震保険」で家財を保険対象に設定する必要があります。

10.建物や家財に「新価」を上回る保険金を掛けても、「新価」を上回る補償は受けられない!

建物や家財に、それぞれの新価(新品での買い換え価額)を上回る保険金をかけても、それぞれの新価を上回る保険金は受けられません。 

従って、単一であろうと複数の損保であろうと、合計で新価を上回る保険金を掛けてもむだです。無駄払いにならないよう注意が必要です!

11.損保選びは、勧められるままの時代から選ぶ時代に!

火災保険料の負担が年々増大し家計を圧迫する時代となりました。 

何もなければ掛け捨てになる火災保険は、極力、負担が軽くなるよう、自宅に一番有利となる損保会社を撰びたいものです。 

従って、代理店で勧められるままに決めれば良い時代から、自分で各社比較をして損保会社を選ぶ時代になっています。 

その為には、損保会社比較を通して見極める必要があります。 

従って、損保選びには、「総合代理店」か「火災保険一括見積もりサービス」の利用が欠かせません。

◎住宅本舗の一括見積りサイトはこちら⇒「火災保険の一括見積もり

12.「総合代理店」の選び方、留意点

総合代理店は、大抵、火災保険だけでなく医療保険、自動車、賠償責任や傷害等々の各種保険を取り扱っているところがほとんどです。 

また、それぞれの店舗には、得意分野があったり、同一店舗でも、担当者には専門分野があります。 

従って、代理店を利用する場合は、はじめから全てを鵜呑みにするのではなく、極力、火災保険に強い代理店か、担当者かを見極めること必要です。 

以下の様な代理店は、押しつけ営業になりやすく冷静な判断に支障を来しかねません! 

①自宅に来て営業するのは、二人だけの対峙になり、冷静な判断が損なわれ易くなります(そうでない場合もありますが)。できれば、自宅での営業は、お断りしましょう。 

②いくつかのプランを提示しその中で決めさせようとする店舗または担当者は、こちらの要望を聞いて提案する顧客目線の営業でないため、極力さけた方がいいと思われます! 

③「絶対、この補償はつけるべきですよ」といった押しつけ的な営業は、こちらの冷静な判断に繋がらないため、断るか、一時保留にしましょう! ④火災保険以外の保険へ誘導する営業は、断るか、一時保留にしましょう!

 

 

Ⅱ.契約、更新に当たっての留意点と基礎知識

1.火災保険の対象(建物か家財)を決める

火災保険の検討は、まずは、保険の対象を決めることから始めます。 

対象とは、「建物」と「家財」があります。このうち、どれを火災保険を掛ける対象にするかを決めることから始めます。 

対象の決め方には、「建物のみ」、「家財のみ」、「建物+家財の両方」の3通りがあります。 

なお、「建物」は、建物本体やそれに付属する門や塀、物置、車庫など「建物に付いていて動かせないもの」も含まれます。 

「家財」は、家具はもちろんテレビや冷蔵庫、洋服、カーテンなど「建物の中にあり動かせるもの」が含まれます。

 従って、これら「建物」「家財」に含まれないものに損害が生じた場合は、保険金は支払われません。

「建物」 「建物」とは、「建物本体」とその建物と同じ敷地内にある門や塀、物置や車庫などの「建物付属物」も補償の対象に含まれます。
また、建物に取り付けてあるエアコンや浴槽、調理台などや建物に固定してあるテレビアンテナなどの「建物設置設備」も対象となります。
なお、マンションの場合は共用部分は対象外となります。
「家財」 「家財」は、基本的に電化製品、家具、衣類、食器などの生活に欠かせない「動産」です。
なお、30万円超の貴金属、宝石、書画、骨董等の「明記物件」は契約時に申告し保険証券へ明記が必要です。

2.「建物」の構造級を確認する

「建物」は、「燃えにくさ」や「耐震性」から、3つの構造級に分類され、M構造(マンション構造)、T構造(耐火構造)、H構造(その他の構造)に分けられます。 

保険料は、M構造が最も安くH構造が最も高い3ランクになっており、M構造とH構造の保険料の差は約4倍の違いがあります。 

どれに該当するかは、設計書や仕様書、現在の保険証などで確認できます。

構造級別の違い

構造級別 構造名 該当建築物
M構造 マンション構造 コンクリート造の共同住宅など
T構造 耐火構造 コンクリート造の耐火戸建住宅、鉄骨造の準耐火戸建住宅、準耐火該当ツーバイフォー住宅など
H構造 耐火構造 木造の共同住宅、戸建住宅

なお、木造住宅であっても耐火性能が高ければ、T構造として認められることがあります。

3.補償範囲を決める

火災保険の補償対象には、火災だけでなく、落雷・風災・水災などのさまざまな自然災害から、水濡れ、爆発、盗難などの屋内のさまざまな事故まで、選択により補償の対象に入れることができます。 

補償範囲が広くなるほど、保険料は高くなるので、どのような災害発生リスクが高いかを自宅の建築や「ハザードマップ」などを参考に絞り込む必要があります。 

なお、ここで注意しなければいけないのは、火災保険では、地震による損害は補償の対象外となっており、地震による補償を受ける為には、別途「地震保険」を付帯しなければなりません。

火災保険の補償範囲・区分

損害の種類 内容
火災、破裂・爆発、落雷 失火やもらい火、放火などによる火災、ガス漏れなどによる破損・爆発の損害、落雷による損害を補償。
風災・雹災・雪災 台風等の強風による損害、雹(ひょう)や霰(あられ)による損害、豪雪の際の雪の重み、雪の落下などによる事故または雪崩により生じた損害を補償。
水災 台風や豪雨等による洪水などの水災の損害を補償。但し、地震が起因の津波を除きます。
水濡れ 給排水設備の事故や他人の戸室で生じた事故に伴う漏水による水ぬれ損害を補償。
物体の落下・飛来・衝突 車の飛び込みや飛び石など建物外部から物体が落下・飛来・衝突したことにより生じた損害を補償。
盗難 家財の盗難や盗難に伴う鍵や窓ガラス等の建物の損害を補償。
騒擾・集団行動等に伴う暴力行為 集団行動などに伴う暴力行為・破壊行為による損害を補償。
破損・汚損など 子どもが室内でボールを投げ、窓ガラスが破損してしまった等、事前に予測して防ぐことができず、突発的な事故によって生じた建物や家財の損害を補償。

費用保険金」制度について

なお、補償範囲外にかかる費用の為の「費用保険金」制度があります。 

火災や自然災害で損害が発生した場合、補償範囲となる建物や家財の損害以外にさまざまな費用がかかります。

こうした諸費用についても「費用保険金」を付保すれば、ある程度カバーすることができます。 

費用保険金には、以下のようなものがあります。

費用保険金 内容
臨時費用保険金 損害保険金が支払われるときに、損害保険金とは別に支払われる。(使い道は指定されていない)
残存物取片付け費用保険金 損害を受けた建物の取り壊し費用、清掃費用、搬出費用などの実費が支払われる。
地震火災費用保険金 地震・噴火または津波を原因とする火災で建物が半焼以上、または家財が全焼した場合に保険金額が支払われる。
失火見舞費用保険金 失火で近隣の家屋など第三者の所有物に損害が生じた場合に、支出した見舞金等の費用の額が支払われる。
損害防止費用保険金 火災、落雷、破裂・爆発が発生したときに、損害の発生や拡大の防止のために支出した実費が支払われる。
水道管凍結修理費用保険金 建物の専用水道管が凍結によって損壊を受け、これを修理するときの費用が実費で支払われる。

4.「保険金額」を決める

火災保険では保険金額(保険金の限度額)を決める必要があります。

建物の保険金額は、建物の評価額に応じて決まります。 建物の評価額は、新価(再調達価額)と時価の2つの基準がありますが、基本的に新価での契約となります。

評価基準 説明
新価(再調達価額) 新品に建て直すための価額
時価 時価 = 新価 - 時間経過による消耗分

時価での契約の場合、年を経るにつれて支払われる保険金の額が下がっていくので、修復や再調達に必要な金額を補償として得られない場合があります。 保険金額は、万が一のことを考えると、評価額の最高額で設定することをおすすめします。

但し、評価額を上回る保険金額は設定できません。 火災保険は、「補償の対象が被害にあったときに、それを元に戻す」ことを補償の目的としています。

そのため、保険金額を多く設定しすぎてもその分多くもらえるわけではありません。

2)家財の補償金額を決める

家財の補償額は、所有している家財の合計金額を積算するのが基本となります。 

しかし、この方法では家財一つ一つを評価していかなければならず、時間と手間が掛かってしまいます。 

そこで世帯主の年齢や家族構成などに応じて、平均的な評価額を決める「簡易評価」が用意されています。

専有面積をもとにした簡易評価表の例
専有面積 保険金額
33㎡未満 450万円
33㎡~66㎡未満 880万円
66㎡~99㎡未満 1,050万円
99㎡~132㎡未満 1,490万円
132㎡以上 1,980万円

家財の保険金額は建物と違って制限されていない保険会社が多いので、必要な補償額と自分が支払える保険料のバランスを考えて決めることになります。

なお、保険金額をいくら大きくしても支払われる保険金は損害額の分だけです。必要以上に保険金額を上げても保険料の無駄になるので注意してください。

5.保険期間を決める

契約期間が長いほど割引率が高く、保険料が安くなります。保険会社によっても異なりますが、同じ補償内容で1年契約を10年間繰り返すよりも10年契約をした方が概ね18%の割引を受けることができます。 

なお、契約期間の途中で引越しや売却などで解約したとしても経過期間に応じた解約返戻金が受け取れます。

払い込んだ保険料の残りがすべて無駄になるということはないので安心です。

6.地震保険を付帯するか決める

地震保険の保険料は政府が関与している保険であるため、どの保険会社から加入しても同じです。 

地震保険は、火災保険にセットする形となります。

7.各社比較を通じて火災保険を決定する

以上の準備が整えば、これら条件で有利な損保会社を見いだすために、「総合代理店」か「一括見積りサイト」の窓口を通じて各社比較を行い、最終的に、契約・更新・乗換えを実行することになります。 

     

Ⅲ.最後に

火災保険を取り巻く環境は、気候変動の高まりから高負担化の時代に入っています。 

何も起こらなければ掛け捨てになる火災保険の性格から、最適な補償内容、補償金額の設定は大変重要となりますが、地域における保険料には大きな差がある為、損保各社の中で、最も自宅に有利な損保会社を見極めることが重要となります。 

火災保険の契約や更新、見直しを後悔しないものにするためには、この記事でご紹介した関連情報や基礎知識、留意点を知っておくことが重要です。 

是非、代理店の勧めるままの契約・更新・乗り換えでなく、実際に、各社比較の中で、自宅に最も有利な選択をされることをおすすめします。 

最後までお読みいただきありがとうございました。

ーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーー

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