空き巣は、留守を確認するため念入りに下見を行っている
空き巣は、失敗が許されないだけに、念入りに下見を繰り返しています。
空き巣が留守と察知する家、マークする家とはどんな家なのでしょうか?
どのような点に目をつけて狙いを定めるのでしょうか?
留守を悟られないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
留守宅の防犯対策集
空き巣が狙いを定める家とは?
「警察庁のすまいる110番」では、空き巣の発生状況や手口、犯行に及ぶ動向などを統計的に把握して注意を呼び掛けています。
それによると、空き巣は、念入りな下見で、狙う「家の周辺事情」や狙う「家の構造」等から周りから気付かれにくく家屋に浸入し易すく、かつ逃げ易いかをチェックするようです。
また、狙いを定めた家は、「防犯意識が乏しくスキがある家」のようです。
侵入しやすい家かどうかのチェックポイント
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空き巣が留守を確認する方法
空き巣が留守を確認する方法をまとめたものが下表です。
やはり、 ①インターホンで呼んでみる ②居住者の動向を観察する が主な確認方法となっているようです。 |
「留守を悟られない」ことが空き巣対策の基本
以上から、「空き巣に狙われないためには、留守を悟られない工夫をすることが第一」です。
このため、以下のような対策をしっかりして留守を悟られないようにしましょう!
〖留守を悟られない対策〗
①「新聞」を停止する
新聞販売店に電話して、「留守にする前日(きちんと止めることが徹底されているかを確認するため)」から「帰宅する日」まで止めてもらう。 (取り置きか不要かも決める)
②「郵便」を停止する
インターネットで「不在届」を検索してプリントし、不在期間等の必要事項を記入し近くの郵便局に届ける。
本人確認書類(免許証など)を見せると受理され、翌日位に自宅に「受理しました」の連絡票が届けられます。
不在期間中の「郵便物(ゆうパックなども含む)」は郵便局で保管され、帰宅後に再配達してくれます。
依頼すれば「郵便局留め」も可能です。
但し、最長30日と一応限定されています。
③「チラシ」を投函させない
「郵便受け」に〖チラシお断り〗のステッカーを貼る。
効果抜群、ピタッと入らなくなりました。
自分で作っても良いですが購入もできます。
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・意外と効き目が大きく、ピタッと入らなくなりました。 |
④「回覧板」はパスしてもらう
自分の家に回覧板を回してもらっている方に、「うちは跳ばすように」頼んでおきます。
⑤「宅配物」の配達は、宅配業者に連絡し不在期間ストップしてもらう
「ヤマト」及び「佐川急便」は、最寄りの営業所に連絡すれば、留め置きしてくれて再配達してくれます。
「冷凍もの」も営業所の「冷凍庫」で保管してくれます。
できれば、各宅急便各社の「インターネット会員登録」をしておけば、事前にメールが来ますので、配達をどうするか伝えることが可能です。
また、転送先を伝えれば転送もしてくれます。(基本、転送費用はかかりません)
⑥近所の親しい人に、「時々、郵便受けをチェックして」と依頼しておく。
新聞店に連絡しても、「配達員の手違い」で「郵便受け」に入れられることも(私の場合も偶にあった)考えられるので、近所の親しい人に、時々、郵便受けをチェックしてもらうよう頼んでおけば安心です。
⑦「インターホン」を鳴らす来訪者と、外出先でも「携帯電話」で応対できるようにする。
<旧来のインタホーンの場合>
私の場合は、「インターホン」も「固定電話機」もパナソニック製でしたので、「ドアホンアダプター」を設置し「室内モニター」と「固定電話」を「コード」でつなぐことで「インターホン」からの通話は、「固定電話」を通して「携帯電話」に転送されるようにできました。(光電話の居間も同じです)
ご自宅のインターホンの「室内モニター」と「固定電話」の機種を調べてメーカーに問い合わせて可能かどうか聞いてみてください。
ドアホンアダプター
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・インタを-ホンと電話機の機種に相性があります。 |
<買い替える場合>
「最近のインターホン」は、そのままスマホや携帯電話に転送できる機種がたくさんありますので、切り替えられたほうが手っ取りばやく、且つ、スマホ対応できるので重宝です。
少し費用がかかりますが防犯上 必須の対策だと感じています。
ドアホン
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・宅配便屋さん、書留郵便配達員と外出先から即応できて重宝しています。もちろん、空き巣の留守確認にも対応できます。 |
2.留守中の電話は、「登録者以外は拒否設定」にしておく
「留守電」や「そのままにしておく」と、不審者が何度も様子伺いの電話をしてきて留守を悟られる恐れがあります。
「登録者以外は拒否の設定」をしておくと、その旨相手にアナウンスされ自然な対応となります。
但し、「NTT」と「ナンバーディスプレイサービス契約」(月額400円)が必要です。電話も設定可能な機種でなければなりません。
電話機
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・各種設定ができて便利です。 |
3.「主要な電灯」は、タイマーで「普段通り」に点灯するようにする。
これは、「誰かが居ると思わせる」ためです。
①「外灯及び玄関灯」は、普段通りに点灯するようタイマーを設定する。
あけたらタイマー
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・上が内灯、下側がタイマー設定の外灯用スイッチになります |
②「玄関のドア」が、部分的にガラス製で室内が見えやすいのであれば、普段から目隠しシールを内側から貼っておく。
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・水で簡単に貼れ、また剥せます。 |
③室内灯は、道路側から灯りが判るような部屋(一階は玄関内灯とリビング灯など)と、二階の同様な部屋に一か所ぐらい、夕方から11時頃までの「留守タイマー設定」で点灯させる。
留守タイマーつき照明
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・毎日5分くらい前後して点灯、消灯が行われる |
④「雨戸・シャッター」は、侵入を防ぐ上で全て締めざるを得ないので、道路側から見えるいくつかの「雨戸・シャッター」の外側には、普段から「日よけシート・遮光すだれ」を設置する。
これは、留守の時に、「閉めているかどうかわからない」ようにするためです。
但し、風などで外れないようにしっかりと貼っておくことが必要です。
しかし、急にはそのようなことが用意できなければ雨戸のままでよいと思います。
このため、抑止力に是非「防犯カメラの設置」などに力を入れるべきと思います。
「日よけシート・遮光すだれ」
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・あまり干し物などに使わない窓には常時覆っておいても違和感はないです。 |
⑤「門やガレージなどの扉」は、普段から閉めておく。
「留守中にはやるが普段は開けっ放し」などの「ガレージ扉」などがあれば、「普段から留守と同じようにしておく」ことが大事。
普段と違えば留守ではないかと勘繰られるからです。
⑥留守中に風などで自転車などが倒れたり、植木鉢がひっくり返ったりしないように、倒れそうな物は、しっかり固定しておくこと。また、玄関先にゴミなどの「不要物」が散乱しないように整理しておくこと。
異変なのに放置していると留守を勘繰られるからです。
以上が留守を悟られないために私がとっている対策です。 ご参考になれば幸いです。
詳細は「自分でできる留守宅の防犯対策」をご覧ください。
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完
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