せいちゃんのブログ

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自分でできるキッチンの台付けワンホール型混合水栓蛇口の交換要領

キッチンの水回り、特に蛇口はピカピカにしておきたいですね!

 

キッチンの蛇口も10年過ぎると劣化が進みステンレスの輝きも失せてところどころに腐食や水漏れなどの不具合が生じてきます。

特にキッチンの蛇口は食卓の場だけに見た目の美観が気になりますね。

また、蛇口の機能も年々改良され使い勝手も大変良くなっています。

しかし、蛇口の交換は大掛かりのように思え費用面からもつい先送りにしがちになりませんか?

ところが、要領さえわかれば、蛇口交換は意外と簡単で、配管移設などの工事を伴わなければ、壁付け(壁に穴に取り付ける)混合水栓なら1時間、台付け(カウンターの穴に取り付ける)混合水栓なら2~3時間ぐらいで自分でできるものなのです。

要領を掴めば、実家の老親が不便な思いをして使っている古い蛇口を力が要らないものに交換してあげることも可能になります。

今回は、キッチンの台付けワンホールタイプ型の混合水栓(蛇口)の交換手順を素人でもわかるようにご紹介します。

 

目  次

・台付け水栓の蛇口交換は意外と簡単、シンク下の空間が狭い場合は少し作業がやりずらい!

ワンホール型混合水栓交換の簡単な手順

ワンホール型混合水栓を交換するための事前準備

   1)新しい蛇口の購入  [蛇口のタイプ]  [新しい蛇口製品の選び方と購入]      2)作業に必要な工具等

台付けワンホール型混合水栓の交換手順

  ①まず「止水栓」を閉める

  ②止水栓周り、床にタオルを敷く

  ⓷給水管と蛇口ホースを繋ぐナッツを外す

  ④台に蛇口本体を固定している「固定ナッツ」を外す

  ⑤穴からホース等を引き抜き蛇口一式を台から外す

  ⑥シンク下にある止水栓の付属部品(逆止弁など)を両方とも取り外す  

    ⑦蛇口を台に固定するための台座を取り付ける

  ⑧蛇口一式を上から穴へ通し土台に取り付ける

  ⑨台座を固定する

  ⑩逆止弁の取り付け

  ⑪給水等のホースを取り付ける

  ⑫シャワーの取り付け

  ⑬給水、給湯の止水栓を開けて給水、給湯を試し、問題なければ交換完了!

最後に

台付け水栓の蛇口交換は、シンク下の空間が狭い場合は少し作業がやりづらいが、意外と簡単!

  キッチンの台付け混合水栓の交換は、カウンターの下にある給水管、給湯管に繋がれた古い蛇口のホースを外して取り除き、新しい蛇口のホースをカウンター上の穴を通して下の給水管、給湯管に繋ぐ作業です。

問題は、下部の作業は、シンク下の奥(点検口を開ける)にある配管部であるため、潜り込む姿勢での作業となるのでやりづらい場合があります。

従って、自分で交換を考えられる場合は、一度、シンク下の食器等を取り除いて体を入れて確認しておくことをおすすめします。

(因みに私は慎重172㎝で体重75キロで少し窮屈な思いをしました。)  

 

ワンホール型混合水栓交換の簡単な手順

 実際の作業に入る前に、まず簡単な作業手順を頭に入れておきましょう。  

水、お湯を遮断する(止水栓を閉める)

⇒給水管、給湯管と蛇口ホースを分離する(繋ぎナッツを外して連結を解く)

⇒穴の下部にある台座固定ナッツを外す

⇒ホースの付いた古い蛇口一式を穴から引っ張り上げて取り除く

⇒新しい蛇口一式を穴に装着する為、穴に台座をセットする

⇒新しい蛇口一式のホース類を穴から下へ挿入する

⇒蛇口本体を台座に固定する

⇒穴から通したホース類を給水管、給湯管に連結する

⇒シャワーホースを繋ぐ

⇒止水栓を緩めて完了!

ワンホール型混合水栓を交換するための事前準備

1)新しい蛇口の購入

 蛇口を交換するためには、まず新しい蛇口を購入しなければなりません。

そのためには、自宅の蛇口のタイプをまず知る必要があります。  

[蛇口のタイプ]

  現行の蛇口タイプに対応した蛇口を購入する必要があります。  

①蛇口の設置場所

  ・壁に取り付けるタイプと流し台などに取り付けられるタイプがある。  

壁付けタイプ 壁裏に配管があり壁に穴を設けて蛇口を取り付けるタイプ
台付けタイプ 流し台等の下に配管があり台上の穴を通して蛇口を取り付けるタイプ

  最近の家屋は、台付けが主流です。

 

 ②蛇口取付部の穴の数

  ・蛇口取り付け部の穴が1つの場合と2つ場合があります。  

壁付けタイプ 穴1つ 単水栓と言い、水又はお湯の専用タイプ。
穴2つ 混合栓と言い、水とお湯を別々の穴から取り入れ、蛇口部で混合し温度調整するタイプ
台付けタイプ 穴1つ 混合栓と言い、給水ホースと給湯ホースの2本が合わさって1つの穴を通して取り付けるタイプ
穴2つ 混合栓と言い、水とお湯を別々の穴から取り入れ蛇口部で混合し温度調整するタイプ

 

 ➂持ち手の構造

  ・「ハンドル」タイプと「レバー」タイプがあります。

 

 [新しい蛇口製品の選び方と購入]

  タイプが判れば、次は製品選びになります。

  ⦿製品選びは、機能面、持ち手のタイプ、サイズ(高さや柄の長さ)およびデザインやメーカー等で選ぶことになります。  

・機能面 浄水機能やシャワー機能、延長機能等が必要かを検討。私は、できるだけシンプルにシャワー機能、延長機能のみを選びました。
・持ち手 ダイヤル式とレバー式がありますが、力の負荷が小さいレバー方式が便利だと思います。
・サイズ ご自宅のシンクの大きさから蛇口の柄の長さを決める必要があります。 口先がシンクの中央にくるサイズが適切だと思います。
・デザイン 好みで選べば良いと思います。
・メーカー お好みで選べば良いと思います。(品質に大きな差はないと思われます)

 

  ⦿購入は、ホームセンターやネットで求められます。

  ・購入に際しては、ホームセンター等で現物を実際に見てサイズや機能面などを確認して購入することをおすすめします。

2)作業に必要な工具等

工具名 必要な場面 形状 ネット購入
モンキーレンチ ナットを取り外す
ナット締付工具 蛇口の台座固定ナット(穴の下側から台座を固定するためのもの)の取り外し
ドライバー 水栓の組み立てや止水栓を閉める際などに使用する場合がある
六角レンチ 蛇口を取り付けるときに使用

 

台付けワンホール型混合水栓の交換手順

 製品及び工具が整ったらさあ作業開始!  

①まず「止水栓」を閉める

 作業を進めるには、まず、水を止める必要がありますが、水を止める箇所を最小限にするため、取り換え設備の「止水栓」を止めるのが一番です。

止水栓は、修理などの際、一時的に水を止めるためにそれぞれの設備に設置されているものですが、流し台付けの混合水栓の場合は、通常、シンク下にあります。  

シンクの下側にある扉を開けると奥に四角い仕切りの点検口があり、ビスなどの止めを取ると給水管などが配置されています
給水管と給湯管の二本が配置されています

 

シンクの奥(大抵は点検口の奥)にある「止水栓」(ハンドルタイプが一般ですが、最近はマイナス型もある)を閉めて、水が来ないようにする。  

ハンドルタイプ
マイナス型

 ※ハンドルタイプの場合、永年不使用だと固くなっている場合があるので、必ずタオルをハンドルに巻いて回すと意外と力が加わり回転します!

なお、それでも、回転が困難であれば、庭にある元栓を閉めます。  

水道の元栓は道路から敷地に取り込んだ場所に設置されています。蓋を開け、時計回りに回すと弁が閉まり給水は遮断されます。

②止水栓周り、床にタオルを敷く

 管やホース等を外した際に残っていた水滴で床等を濡らさないよう管周りや床にタオルを敷きます。  

止水栓周りやその下の床にタオルを配置し漏れ出た水滴を吸い取らせる。

 なお、排水溝に大事な部品を落とさないため排水口を塞ぐと安心です。  

➂給水管と蛇口ホースを繋ぐナッツを外す

 古い蛇口ホースと給水管(止水栓までの敷設管)の連結を解くため、接続部分のナッツをスパナ(又はモンキーレンチ)で外す(反時計回り)。お湯用と水用の両方とも外します。  

ホースと止水栓(逆止弁含む)を繋いでいるナッツをスパナ等で緩めて分離する。
分離すればホースを持ち上げて抜き取る。ホースは固い場合があるので両手で片方ずつ力を入れて抜き取る。
後ほどホース2本を上から抜き取るのでできるだけ束ねておく。

 

④蛇口を台に固定している穴の下側にある「固定ナット」を外す

 蛇口本体は、穴の下側の「固定ナット」で固定されているので、古い蛇口を取り除くためこの固定を外します。(古い蛇口のホースがこの穴を経由して抜き取ることができます)

このナットを外すのが一番ややこしく感じるところかも知れません。

台下からホースが通っている根本を見ると穴の下側に六角形をしたナットが見えます。このナットをスパナなどで取り外すことになりますが、狭い場所のため専用の六角工具「ナット締め付け工具」があった方がやり易いかも知れません。(ナットのサイズにあった工具を選ぶ必要があります。)
少し緩めば、あとは手で廻して外せます。もしくは、最初から手で回して取れる場合もあるようです。

私の場合は、既に外した2本のホースを束ねて少しねじると六角形ナットが緩んだので後は手で回して外せました。結局、締め付け工具は不要でした。  

止水栓から分離した2本の蛇口ホースの上部を見ると「六角形ナット」が見えます。 スペースがあれば、スパナなどでこのナットを回せますが、狭いとスパナが使えず専用の「ナット締め付け工具」が必要な場合があります。 但し、ホース2本を束ねて回すと六角ナットは緩む場合が多いので試してみることをおすすめします。

⑤穴からホース等を引き抜き蛇口一式を台から外す

まず、上部の蛇口の根元(穴に接している土台部分)にある台座(固定)のネジを外します。

次に、古い蛇口一式(上部の蛇口全体と下部にあったホース)を台の上にある穴から引き抜いて取り外します。

この時、ホースは太くて硬いので二本まとめては抜くことはできません。この為、ホースを1本ずつ抜いていきます。  

蛇口の根元にある台座のネジを外します。
上から蛇口のホースを引き上げますが、ホースは太いので1本ずつ引き上げる必要があります。
蛇口一式全てを取り外します。

⑥シンクの下側にある止水栓の付属部品(古い逆止弁など)を両方とも取り外す

未だ取り外していなかった止水栓上にある逆止弁などをスパナで取り外します。

ここまでで古い蛇口の撤去は完了です。 次に、新しい蛇口の取り付けに入ります。

⑦蛇口を台に固定するための台座を取り付ける

 蛇口を台に固定するため、台座(アダプターとも言う)を取り付ける。

この金具は、蛇口本体を台に固定するための金具で穴を通過した金具が上部にあるボルトを締めることで流し台を下側から圧迫して固定させるものです。

詳細は、付属の「施行説明書」をご覧ください。  

穴の下側に固定ネジが届くようにして台座(アダプターとも言う)を取り付けます。(説明書きに従ってください)
穴の下側にある固定のための金具を上からドライバーでネジを閉めることによって台を圧迫させ固定します。

⑧蛇口一式を上から穴へ通し土台に取り付ける

 新しい蛇口を取り付けるため、給湯ホース、給水ホース、シャワーホースを台座上部の穴からシンク下へ通す。(この時、シャワーホースは他のホースの挿入に邪魔にならないよう伸ばしきった状態にしておきます)

給水・給湯ホースは先端を横並びにし、若干上下にずらしてお互い邪魔をしないように穴に挿入する。  

2本のホースを説明書きに従って交互に穴から挿入し、蛇口本体を台座に乗せます。

⑨台座を固定する

 施工説明書に従って蛇口本体を台座に固定する。

蛇口本体の底が台座にかみ合う手前で本体を回し台座にはめ込み、台座の目印穴と本体の穴、カバーリング(台座をカバーするリング)の穴を揃え皿小ねじで固定する。

カバーリングを回転させて穴を後側へもっていく。  

蛇口本体の底が台座にかみ合う手前で本体を回し台座にはめ込みます。
台座の目印穴と本体の穴、カバーリング(台座をカバーするリング)の穴を揃え皿小ねじで固定します。

⑩逆止弁の取り付け

 給水管と給湯管に逆止弁(アダプター)を取り付ける  

新しい混合栓の逆止弁を両方(給水、給湯)に取り付けます。

⑪給水等のホースを取り付ける

 それぞれの逆止弁にそれぞれの蛇口ホースをお湯用と水用を確認して繋ぎナッツを閉めて取り付けます。 

逆止弁に蛇口ホースを繋ぎます。
繋ぎナッツを取り付けます。
繋ぎナッツが外れないようピン止めを噛ませます。

⑫シャワーの取り付け

 シャワーホースをガイドに通してソケットに差し込み、ソケットを吐水管に接続する。

ハンドシャワー部をハンドシャワー引き出し口に納めシャワーホースをシンク下に最大限落としてガイドに通してソケットに差し込む。(詳細は施行説明書を見て行ってください)
ソケットと吐水管を接続する。

 

⑬給水、給湯の止水栓を開けて給水、給湯を試し、問題なければ交換完了!

 水、お湯が通り水漏れ等がなければ、見事完成です。工賃2万円相当、いやそれ以上の達成感が得られるはずです!  

最後に

 流れを掴めば、蛇口交換は素人でも十分できます。

できれば、事前に現場をよく見て、構造が理解でき手順に従って頭で作業を進めて自信が得られれば是非挑戦してみてください!  

 

                                             完  

 

 

 

 

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