大雨や台風等により「避難勧告」などが出された地域でよく発生するのが火事場泥棒と言われる空き巣の窃盗事件です。
地域一帯の無防備状態に乗じ、コンビニやビデオ販売店などの店舗や個人宅を狙った単独犯やグループによる窃盗が後を絶たないのです。
地域全体が留守になることや、警察や消防、災害対策関係者も情報収集やや避難誘導、災害対応に追われ防犯が手薄になることなどに便乗して窃盗を働くという構図です。
従って、警報等により避難を余儀なくされて家を留守にする場合には、これらのことに留意して空き巣に対する防犯対策も必要になります。
これからの時期、大雨や台風シーズンを迎えて、災害が多く発生する地域はもとより、そうでない地域においても、普段から避難で家を空けたときの防犯対策を考えておくべきでしょう。
災害時に避難で家を空ける場合の空き巣対策の「留意点」は、
1.「侵入する気にさせない」
2.「断固として侵入を許さない(侵入を困難にする)」
3.「被害を極力小さくする」
の三点であり、周り一帯に住民がいない状況ではこれしか打つ手がありません。
この三点に沿って具体的に対策をご紹介します。
1.「侵入する気にさせない」
1)「侵入するとセンサーが働き家主に通報がいく」と思わせるための「防犯カメラ」(死角がないよう配置)、「ドア・窓センサー」(外から表示が見えるように貼付)を設置する。
2)「証拠が残る」と思わせるために、スマホ連携の「防犯カメラ」(死角がないよう配置)を設置する。
3)「侵入が難しい」と思わせるために
①雨戸・シャッターは全て閉める
②ガラス窓は全て面格子を設置する
③ドア・窓の全てにセンサーを取り付け外から表示が見えるようにする。
2.「断固として侵入を許さない(侵入を困難にする)」
①侵入口は、雨戸・シャッターは、全部閉め、ガラス窓は面格子を設置し、ドア・窓は二重ロックとする。
3.「被害を極力小さくする」
災害避難時に空き巣に狙われると「防ぐのは難しい」と考え、被害を最小限にするための対策が極めて重要となります。
①大金や貴重品は自宅に置かない。通帳等は避難時に携行するよう準備しておく。
②高価な動産(車、バイクなど)は施錠や固定などで持ち出しが難しくする。
以上が、災害時の避難勧告などで留守にする際の空き巣対策ですが、空き巣にとって非常に都合のいい状況なので、やはり家には大事なものは残さないことが一番と考えます。
なお、
をご覧ださい。